「妊娠したいのに…」募る焦りと向き合い、心をふっと軽くするヒント
「今月もまた、生理が来てしまった」 「友人の妊娠報告を、素直に喜べない自分が嫌になる」 「年齢のことを考えると、一刻も早く授かりたいのに……」
妊活を続けていると、ふとした瞬間に強い「焦り」に飲み込まれそうになることがありますよね。SNSを開けば幸せそうな家族の姿が目に飛び込み、自分だけが取り残されているような孤独感に苛まれることもあるかもしれません。
でも、まずお伝えしたいのは、「焦りを感じるのは、あなたがそれだけ一生懸命だから」ということです。焦る自分を責めないでくださいね。今日は、その心のトゲを少しだけ丸くするためのヒントをお届けします。
1. 焦りは「体」を戦闘モードにしてしまう
東洋医学の視点では、焦りや不安が強くなると、体内の「気」が滞り、上の方へ昇ってしまいます。これを「気逆(きぎゃく)」と呼びます。
気が上に上がると、脳は常に緊張状態になり、大切な子宮や卵巣がある「下半身」への血流が二の次になってしまうのです。赤ちゃんを迎えるための体作りにおいて、一番の敵は「冷え」ですが、実は「心の緊張による血流不足」も大きな要因になります。
2. 「ない」ものではなく「ある」ものに目を向ける
焦っている時は、どうしても「まだ手に入っていない赤ちゃん」のことばかりを考えてしまいがちです。
- 以前の周期よりも基礎体温が安定してきた
- 今日はお尻がポカポカ温かい
- パートナーが優しい言葉をかけてくれた
そんな、今あなたの周りに「ある」小さな幸せや体の変化に目を向けてみてください。「足りない」という意識から「満たされている」という意識に少しずつシフトすることで、自律神経が整い、ホルモンバランスも安定しやすくなります。
3. 「妊活をお休みする時間」を自分に許す
「1周期も無駄にしたくない」という気持ち、痛いほどよくわかります。でも、心が疲弊しきっている時は、思い切って「妊活のことを考えない時間」を作ってみるのも一つの勇気です。
- 大好きなスイーツを罪悪感なしに食べる
- 遠出をして綺麗な景色を見る
- 趣味に没頭して、時間を忘れる
心が「快」の状態になると、幸せホルモンであるオキシトシンが分泌されます。このオキシトシンは、実は生殖機能にも良い影響を与えることがわかっています。「急がば回れ」という言葉があるように、心の休息が結果的に近道になることもあるのです。
メッセージ
赤ちゃんを待つ時間は、決して「無駄な時間」ではありません。あなたが今、自分の心と体に向き合い、一生懸命に土壌を耕している時間は、いつかお母さんになった時の大きな糧になります。
焦りが止まらない時は、深呼吸をして、温かいお茶を飲んで、自分を抱きしめてあげてください。
鍼灸の施術中、私とたわいもない話をしながら涙を流される方もたくさんいらっしゃいます。吐き出すことで、心に余白が生まれます。
あなたは一人ではありません。その焦りも不安も、全部抱えたままで大丈夫。一歩ずつ、一緒に歩んでいきましょう。