どんな物が必要なの?
色々準備するのって大変そう・・・
お金も掛かるし、そこまで急に準備する気にはなれない・・
いかにもお遍路って感じの服まで用意したくはない・・・
結論、お遍路の用意は自分が必要だ(欲しい)と思った物を用意すれば大丈夫です!!
もちろん白衣(びゃくえ)という服を着て、袈裟(けさ)という装飾品(ネクタイのようなもの)を付けて、お参りするのが正式なものです。そのような形のほうが、地元の方から声をかけて頂きいろんな触れ合いができます。そこがお遍路の醍醐味なので、あったほうがより良いのですが、無くても全く問題ありません!!
お遍路を作った「弘法大師さま」もきっと許してくれます(*^^*)
お参りをすることが大事ですので、その気持ちを忘れずに!!
では、本題行ってみましょう!!
目次
1.お遍路に必要な物
2.お遍路の作法
3.お遍路で大事なこと
1.お遍路に必要な物
最低限必要な物から、有ったらそれっぽくなる物まで出してます。
あったほうがいい物から順にあげていきます。
以前の投稿を補足する形で書いていきます。
①納経帳:四国八十八か所のものであれば、なんでも構いません。好みです。色んなデザインがあります。
納経料金300円(1ケ寺)
②朱印用白衣:朱印用の白衣です。通常、着るものとは別に用意します。白衣のみをそのまま出します。
納経料金200円(1ケ寺)
③納経軸:四国八十八ケ所用の掛け軸です。白衣や納経帳と同様朱印や梵字を頂きます。
納経料金500円(1ケ寺)
お好きなものを購入頂ければと思います。
④納札:これも四国のものであれば大丈夫です。札所にも売っていますが、場所により値段が違う場合があります。あらかじめ買っておいて、名前や祈願内容などを記入しておきましょう。お遍路の疲れがある状況で名前などを書くのはしんどいです。また、お接待と言って、お遍路をする人に対してお心遣いをしていただく事が在ります。その時はお礼として納札を渡しましょう!!
③線香・ろうそく(豆だるま):ここも決まりはありません。線香は高価なもののほうが扱いは楽です。百均のものを持参したのですが、ポキポキ折れます。ちなみに、1つのお寺で、6本の線香と2本のろうそくを使います。お遍路全体で線香528本、ろうそく176本です。予定する工程を考えて早めに用意することも考えておきましょう。
④お賽銭:お財布にそんな沢山のコインが入っていますか?あらかじめ用意しておきましょう。お寺によっては、両替をして頂けるところもあります。ありがたい限りですね。遠慮なく両替して頂きましょう。
⑤情報誌(るるぶ):事前に予定を組むのに使いました。色々と参考となるコースが書いてあります。「車でのお遍路」「歩き遍路」「バスツアー」などです。またナビの電話番号を調べるのにも使いました。
ウチの場合は、小さい子供を連れてのお遍路だったため、参考とする「車遍路案内」より少ない状況で一日が過ぎてしまうと思っていましたが、思いの外雑誌に近い日程を送れました。あって良かったものの一つです。
⑥お数珠:お遍路としては108つの球が入った数珠です。我が家は、浄土真宗の数珠(菩提寺の住職より頂いたもの)を持参しました。こちらに関しても、形は問わないようです。
⑦経本:途中の寺院で購入しました。事前にネットでダウンロードして印刷していったのですが、冊子の形のほうが取り出しやすく、納経している雰囲気も良いかと思い、急遽今日入手しました。「せっかくお遍路しているんだし」との思いもありまして・・・
⑧袈裟:今風に言うと、ネクタイのようなものですね。これをすると正装になると言われます。
⑨さんや袋:お遍路の持ち物を入れておくバッグです。無くても大丈夫ですが、あったら便利です。それっぽい格好になりますし(*^^*)
⑩金剛杖:弘法大師の分身といわれるものです。「南無大師遍照金剛」「同行二人」などの文字が入っています。
ちなみに「遍照金剛」は、弘法大師が中国で修行中に頂いた名前であると言われています。
「同行二人」は、弘法大師・空海と、一緒に旅をしていますよ。お力添えを頂いていますよ。一緒に頑張りましょう。などの意味が込められているそうです。
⑪着替え類:歩き遍路ならもちろんですが、車遍路でも衣類の洗濯・乾燥は必ず付きまとう問題です。乾燥性の良い素材の服を持っていきましょう!!
⑫現金・クレジットカード:まあまあな金額を持っていきました。郵貯のATMは結構ありましたので、口座があればそれもありです。セキュリティー的にも安心ですね。クレジットとペイペイを結構利用できたので、その点もあり、あまり使いませんでした。
また、ネットのほうが安く買えると思います。現地の販売所は意外と高いところが多くありました。
納経帳は私も色々調べて購入しています。どのサイトも同じようなモノばかりの中、へんろ道保存協会様のものは可愛く即決でした。お遍路中にもここの協会が手掛けた看板(道案内)が沢山見られます。ありがたい限りです。非常に助かります。
2.お遍路の作法
お遍路の時にやること
お寺の所作を1つずつ触れていきます。
①山門で合掌、一礼
②手水(ちょうず)で手と口を清める
③鐘を突く:お参りに訪れた合図
※鐘が無い寺院や突けないようにしてある場合もあります。
④本堂にてろうそく(1本)と線香(3本)をお供えする:後ほど太子堂でも同様にお供えします
※線香やろうそくは上(奥)のほうからお供えする。次の方のことを考えて。
線香は仏様へのおもてなし、ろうそくは仏様へのお知らせ、と言われています。
⑤お賽銭と納札、写経などを納める
⑥本堂と太子堂にてお勤め(他の皆様の迷惑にならないよう、正面を避け脇に立つ)
※般若心経をどこまで唱えるかも、戸惑うところだと思います。私もそうでした。経本を見れば「開経偈・懺悔文・三帰・十善戒・般若心経・・・」などが書かれていますが、どこを唱えるかは自由です。私たちは、「般若心経とお大師様御宝号(南大師遍照金剛)」のみを唱えました。まずはその二つを唱えてみては如何でしょうか?参考までに般若心経のyoutubeリンクを貼っておきます。ちょっとふざけたような般若心経やとてもポップな和尚さんが唱える般若心経までありますよ!!
⑦お納経(朱印を頂戴する):納経受付時間は、午前7時より午後5時迄です。原則、お勤め終了後に頂きましょう。ただし時間がぎりぎりになったときは、お断りを言って先に納経させてもらうこともできます。スタンプラリーのようにならないように・・・
⑧お寺を出る時も山門で合掌、一礼をしましょう
3.お遍路で大事なこと
スタンプラリーにならないように・・・
初めてのお遍路では、何をどうすればいいのか分からないことばかりだと思います。文面で行い方を見ていても、シドロモドロな事ばかりだと思います。最初は、他の人を見ながらゆっくりお参りされてみて下さい。少しずつ慣れていけば大丈夫!!
手を合わせることからはじめて、なんとなく「般若心経」を唱える、「南大師遍照金剛」を唱える、寺院ごとにある「御本尊御真言:本堂の賽銭箱近くに書いてあります」を唱える。をやってみましょう。2~3日経てばそれなりに出来るようになります(^^♪
納経帳を集めることが目的とならないように、お参りを大事にして下さい。また、朝のうちに会った他の参拝者に御挨拶をしましょう。きっと同じようなペースでお参りすることになり、良く会うことになると思います。朝のうちに声を掛けておけば、お遍路のことを話せたりでき、いろんな情報共有などもできる場合がありますよ。頑張って声を掛けましょう!!
まとめ
お遍路にて必要な物を書き出してみました。私がお遍路をする前に調べたことや、お遍路中に知ったこと、戸惑ったことなどを書いています。
お遍路は自由です。気に入ったところから少しずつ取り入れていけばと思います。少しずつできることが増えていけば、お遍路愛が増していくと思います。その頃には、私のように「お四国病(おしこくびょう)」になっていることと思います!!何度も四国を回りたくなってしまう難病です。完治することはありません。お遍路を再開すると少し症状が改善されるみたいですよ!!
現実問題、仕事をしているとそう簡単にお遍路なんか行けませんので、難しいところですが・・・
皆さんも是非「お四国病」を味わってみてはいかがでしょうか??
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