鍼灸治療に関すること

妊活中の貧血対策!鉄分補給と鍼灸の効果

妊活中の貧血対策!鉄分補給と鍼灸の効果

 

佐賀県鳥栖市の皆様、こんにちは!幸温灸院 河口弘幸です。

「疲れやすい」「立ちくらみがする」「顔色が悪い」…もしかしたら、それは貧血のサインかもしれません。特に女性は毎月の生理があるため、鉄分が不足しやすく、慢性的な貧血状態になりやすい傾向があります。

妊活において、貧血は単なる体調不良として見過ごすことはできません。今回は、貧血と妊活の密接な関係と、鍼灸がどのようにして貧血を改善し、妊娠しやすい体づくりをサポートするのかをご紹介します。


 

なぜ貧血は妊活の大敵なのか?

 

貧血とは、血液中のヘモグロビン濃度が低下した状態を指します。ヘモグロビンは、全身に酸素を運ぶ重要な役割を担っています。

  1. 子宮・卵巣への酸素不足: 貧血状態では、子宮や卵巣といった重要な生殖器官に十分な酸素や栄養が届かなくなります。
    • 卵子の質の低下: 酸素不足は、卵子の成熟や質に悪影響を及ぼす可能性があります。
    • 子宮内膜の発育不全: 着床に必要な子宮内膜が十分に厚くならない原因の一つにもなります。
  2. 体の冷えの悪化: 血液は熱を全身に運ぶ役割も担っています。貧血で血流が滞ると、体の熱が作られにくくなり、冷え性を悪化させます。冷えは妊活において最大の敵の一つです。
  3. 疲労とストレスの増大: 常に酸素不足の状態は、疲労感やだるさを引き起こし、妊活への意欲やメンタル面にも大きな負担をかけます。

 

鍼灸と鉄分補給の相乗効果

 

貧血対策の基本は鉄分補給ですが、サプリメントや食事で鉄分を摂っても、それを吸収し、全身に運ぶ体の機能が整っていなければ効果は半減してしまいます。

鍼灸は、この「吸収し、運ぶ」機能を高めることで、鉄分補給の効果を最大限に引き出します。

  1. 消化吸収能力の向上: 鍼灸は、消化器系(胃腸)の働きを整えるツボ(足三里など)を刺激することで、食べ物やサプリメントから摂った鉄分や栄養素の吸収率を高めます。
  2. 血流のポンプ機能を強化: 全身の血行を促進し、血液を子宮・卵巣といった必要な場所へしっかりと送る「巡る力」を強化します。特に、お灸で下腹部や背中のツボを温めることで、子宮周りの血流が改善され、冷えが解消されます。
  3. 造血をサポート: 東洋医学では、脾(胃腸)や腎(生命力)が血の生成に関わると考えます。これらのツボを刺激することで、造血機能のサポートと、体質改善を促します。

 

貧血対策におすすめのセルフケアツボ

 

鍼灸院での施術と合わせて、ご自宅でも手軽にできるツボをご紹介します。お灸で温めるのが特におすすめです。

  • 三陰交(さんいんこう): 場所:足の内側のくるぶしから、指4本分上にあるツボ。 効果:女性の血の巡りを整える万能ツボで、冷えや貧血、生理不順の改善に効果的です。
  • 足三里(あしさんり): 場所:膝のお皿の外側にあるくぼみから、指4本分下。 効果:消化吸収を助け、全身の活力を高めることで、栄養がスムーズに取り込まれるのを助けます。

 

幸温灸院からのメッセージ

 

貧血は、自覚症状がないまま進行していることも少なくありません。当院では、単に貧血の症状を和らげるだけでなく、その原因となっている体質の冷えや消化吸収能力の低下といった根本的な問題にアプローチします。

佐賀県鳥栖市の幸温灸院で、内側から血の巡りを整え、鉄分がしっかり活きる、妊娠しやすい体を目指しましょう。お気軽にご相談ください。

幸温灸院

  • 住所: 佐賀県鳥栖市村田町30-7
  • 電話番号: 090-9597-2985
  • 営業時間: 10:00~19:00(18時まで受付)
  • 定休日: 日曜・祝日

-鍼灸治療に関すること

Copyright© 鳥栖鍼灸 幸温灸院 , 2025 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.