妊娠中の鍼灸に「禁忌」はある?安全に受けるための注意点と避けるべきツボ
「妊娠中に鍼をして、お腹の赤ちゃんに影響はないの?」 「刺激してはいけない場所があるって聞いたけれど…」
妊娠中のマイナートラブル(肩こり・腰痛・つわりなど)に効果的な鍼灸ですが、デリケートな時期だけに「やってはいけないこと」が気になりますよね。
今回は、安心して施術を受けていただくために、妊娠中の鍼灸における「禁忌」と注意点について由紀子先生が解説しますね。
1. 妊娠中に「避けるべきツボ(禁忌穴)」がある
鍼灸の世界には、妊娠中には強い刺激を避けるべき「禁忌穴(きんきけつ)」というものが存在します。
これらは、子宮を収縮させる作用や、気を下向きに強く動かす作用があると考えられているためです。
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合谷(ごうこく): 手の親指と人差し指の付け根。
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三陰交(さんいんこう): 足首から指4本ほど上あたり。
※逆子や安産のお灸で使われる有名なツボですが、時期や刺激量によっては注意が必要です。
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肩井(けんせい): 肩の真上にある凝りのツボ。
「ネットで見たから」と自己判断でお灸をしたり、強く押しすぎたりするのは禁物。 必ず専門知識を持つ鍼灸師に任せましょう。
2. 施術を控えるべき「体調」の禁忌
ツボの場所以以上に大切なのが、その日のママのコンディションです。以下のような場合は、施術を控えるのが一般的です。
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お腹の張りや痛みがあるとき: 安静が第一です。
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出血があるとき: 速やかに産婦人科を受診してください。
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高熱がある、または極度の疲労時: 鍼による反応が強く出すぎてしまう恐れがあります。
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医師から安静を指示されているとき: 切迫流産・早産の兆候がある場合は、鍼灸よりも安静が優先されます。
3. 「セルフお灸」の落とし穴
最近は自宅でできるお灸も人気ですが、妊娠中は皮膚が敏感になり、普段より火傷(やけど)をしやすい状態です。また、前述の「禁忌穴」を誤って刺激してしまうリスクもあります。
セルフケアを取り入れたい場合は、必ず担当の鍼灸師に「今のあなたに合ったツボと時期」を指導してもらってからが安心です。
アドバイス
「禁忌」と聞くと怖く感じるかもしれませんが、時期と刺激量など、安全に行えば、鍼灸は妊娠中の心身を支えてくれる素晴らしいケアです。
逆子の時にも、お灸が有効なんですよ〜。
我慢しがちな妊娠中の不調。安全なルールを守りながら、心地よいマタニティライフを送りませんか?
不安なときは、いつでもご相談くださいね。