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なぜ赤ちゃんを授かれない?不妊症の多様な原因と東洋医学からのアプローチ - 佐賀県鳥栖市 幸温灸院より

なぜ赤ちゃんを授かれない?不妊症の多様な原因と東洋医学からのアプローチ - 佐賀県鳥栖市 幸温灸院より

皆様、こんにちは。佐賀県鳥栖市の幸温灸院です。

「赤ちゃんが欲しいのに、なかなか授からない…」

不妊という現実は、多くの方にとって深刻な悩みであり、心身に大きな負担をかけるものです。不妊の原因は決して一つではなく、男女双方に様々な要因が複雑に絡み合っていることが少なくありません。

当院にも、不妊に関する様々なお悩みをお持ちの方がご相談にいらっしゃいます。西洋医学的な検査で原因が特定できない場合や、治療の効果がなかなか見られないといったケースもございます。

そこで本日は、不妊症の多様な原因を西洋医学的な視点と東洋医学的な視点の両方から解説し、当院が得意とする鍼灸治療がどのように不妊に向き合うことができるのかについて、詳しくお話させていただきます。

1. 西洋医学から見た不妊症の原因

西洋医学では、不妊症の原因を男女それぞれに分けて考えます。

1.1 女性側の原因

女性側の不妊原因は多岐にわたります。

  • 排卵因子:
    • 排卵障害(多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、高プロラクチン血症、視床下部性無月経など)
    • 卵管因子(卵管閉塞、卵管狭窄、卵管周囲の癒着など)
    • 子宮因子(子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮内膜症、子宮奇形、子宮腔内の癒着など)
    • 頸管因子(頸管粘液の異常など)
    • 免疫因子(抗精子抗体など)
    • 加齢による卵子の質の低下
    • 早期卵巣不全(POI)

1.2 男性側の原因

男性側の不妊原因も様々です。

  • 造精機能障害:
    • 精子数の減少(乏精子症)
    • 精子の運動率の低下(精子無力症)
    • 精子の形態異常(奇形精子症)
    • 無精子症(閉塞性無精子症、非閉塞性無精子症)
  • 精路通過障害(閉塞性無精子症の原因):
    • 精管閉塞、精巣上体閉塞など
  • 性機能障害:
    • 勃起障害(ED)、射精障害など
  • 精液の異常:
    • 精液量異常、精液の液状化不良など
  • 免疫因子(抗精子抗体など)
  • その他:
    • 精索静脈瘤
    • 感染症
    • 内分泌異常

1.3 男女共通の原因・その他

上記以外にも、男女双方に共通する原因や、原因が特定できない機能性不妊などがあります。

  • 性交渉の頻度・タイミングの問題
  • 心理的な要因(ストレスなど)
  • 生活習慣(喫煙、飲酒、肥満、過度なダイエットなど)
  • 加齢
  • 原因不明不妊

2. 東洋医学から見た不妊症の原因

東洋医学では、西洋医学のように特定の臓器や数値に焦点を当てるだけでなく、心身全体のバランス、エネルギー(気血津液)の流れ、そして体質的な要因を重視して不妊の原因を捉えます。

2.1 「気血津液」の不足・滞り

生命活動の根源となる「気(き)」、全身に栄養を運ぶ「血(けつ)」、体に必要な潤いである「津液(しんえき)」の不足や流れの滞りは、生殖機能にも悪影響を及ぼします。

  • 気虚(ききょ): 全身のエネルギー不足。疲れやすい、無力感、食欲不振など。卵巣機能や精巣機能の低下、着床力の低下などにつながることがあります。
  • 血虚(けっきょ): 血の不足。顔色が悪い、めまい、動悸、爪がもろいなど。子宮内膜の菲薄化、卵子の質の低下、精子の運動率低下などに関わることがあります。
  • 瘀血(おけつ): 血の滞り。生理痛がひどい、血塊が多い、肩こり、頭痛など。子宮内膜症、卵管閉塞、精路通過障害などの原因となることがあります。
  • 痰湿(たんしつ): 余分な水分や老廃物の滞り。むくみやすい、体が重い、おりものが多いなど。排卵障害や精子の運動率低下に関わることがあります。

2.2 五臓六腑の機能失調

東洋医学では、体内の各臓器(五臓六腑)が互いに連携し、生殖機能を含む全身の機能を維持していると考えます。特に「肝(かん)」「脾(ひ)」「腎(じん)」は生殖機能と深く関わっているとされます。

  • 肝鬱気滞(かんうつきたい): ストレスや感情の滞り。イライラしやすい、気分が変わりやすいなど。ホルモンバランスの乱れ、排卵障害などを引き起こすことがあります。
  • 脾気虚(ひききょ): 消化機能の低下。食欲不振、胃もたれ、下痢など。栄養吸収が悪くなり、全身のエネルギー不足につながることがあります。
  • 腎虚(じんきょ): 生命の根源的なエネルギーの不足。腰痛、足腰の冷え、頻尿、耳鳴りなど。加齢による生殖機能の低下、精子の質の低下、卵子の質の低下などに関わることがあります。

2.3 体質的な要因

生まれつきの体質や、生活習慣、環境なども不妊の原因となることがあります。

  • 寒邪(かんじゃ): 冷えは血行を悪くし、子宮や卵巣、精巣の機能を低下させることがあります。
  • 湿邪(しつじゃ): 梅雨時期や湿気の多い環境は、体内に余分な水分を溜め込み、様々な不調を引き起こすことがあります。

3. 幸温灸院の鍼灸治療が不妊に向き合うアプローチ

当院、幸温灸院では、不妊でお悩みの方に対し、西洋医学的な検査結果や問診に加え、東洋医学的な視点からの詳細な体質診断を行います。脈診、舌診、腹診などを用いて、患者様一人ひとりの「気血津液」の状態や五臓六腑のバランスを丁寧に把握し、不妊の原因となっている根本的な問題を探ります。

その上で、それぞれの体質や症状に合わせたオーダーメイドの鍼灸治療を行います。

  • 経絡・ツボへの刺激: 全身に流れるエネルギーの通り道である経絡や、特定の効果を持つツボを鍼やお灸で刺激することで、気血の流れを改善し、五臓六腑の機能を調整します。
  • ホルモンバランスの調整: ホルモン分泌に関わるツボや、自律神経を整えるツボを選択し、刺激することで、内分泌系のバランスを整えることを目指します。
  • 血流改善と冷え対策: 子宮や卵巣、精巣周辺の血流を促進し、体を内側から温めることで、生殖機能を活性化させます。
  • ストレス軽減とリラックス効果: 鍼灸の刺激は、心身の緊張を和らげ、リラックス効果をもたらし、不妊治療による精神的な負担を軽減します。
  • 体質改善: 患者様の体質的な弱点を補い、妊娠しやすい体へと導くための治療を行います。

鍼灸治療は、特定の症状を一時的に抑えるだけでなく、体全体のバランスを整えることで、自然な妊娠力を高めることを目指す治療法です。西洋医学的な不妊治療と並行して行うことで、より良い結果が期待できると考えています。

4. まとめ

不妊症の原因は多岐にわたり、西洋医学的な視点と東洋医学的な視点では、その捉え方に違いがあります。西洋医学的な検査で原因が特定できた場合も、東洋医学的なアプローチで体質を整えることで、治療の効果を高め、妊娠への可能性を高めることができると考えています。

佐賀県鳥栖市の幸温灸院では、不妊でお悩みの方一人ひとりに寄り添い、丁寧な問診と的確な鍼灸治療で、妊娠という願いを叶えるためのお手伝いをさせていただきます。もし、不妊に関して不安やお悩みをお持ちでしたら、お気軽にご相談ください。


佐賀県鳥栖市で不妊症、原因不明不妊、体質改善、鍼灸治療にご興味のある方は、ぜひ一度幸温灸院にご相談ください。

  • 住所: 佐賀県鳥栖市村田町30-7
  • 電話番号: 090-9597-2985
  • 営業時間: 10:00~19:00(18時まで受付)
  • 定休日: 日曜・祝日

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※本記事は情報提供を目的としており、特定の治療効果を保証するものではありません。不妊治療に関する最終的な判断は、必ず専門医とご相談の上で行ってください。

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