【妊活の基本】赤ちゃんがやってきたくなる「ポカポカの身体」の作り方
「妊活を始めたけれど、何から手をつければいいの?」 「病院の治療以外に、自分にできることはある?」
妊活中の方から、よくこうしたご相談をいただきます。 不妊治療には、検査や薬、高度な医療の力ももちろん大切ですが、その土台となるのは「あなた自身の心と体の状態」です。
今回は、今日からできる「授かり体質」を作るための3つのステップを由紀子先生がお話しします。
1. 「冷え」は妊活の最大のブレーキ
多くの妊活女性を診てきて感じるのは、自覚がない「冷え」を抱えている方がとても多いということです。
体が冷えていると、血液は命を守るために内臓の深部へ優先的に送られ、子宮や卵巣といった末端への血流は後回しにされてしまいます。
- 子宮が冷えると: 内膜が厚くならず、受精卵が着床しにくくなります。
- 卵巣が冷えると: 卵子に栄養が届かず、質が低下しやすくなります。
まずは、足首・手首・首の「3つの首」を冷やさないこと。そして、夏でも温かい飲み物を選んで、内臓から温める習慣をつけましょう。
2. 「血(けつ)」の質と巡りを整える
東洋医学では、女性の体は「血」によって支えられていると考えます。 栄養たっぷりの質の良い血液が、スムーズに骨盤内を巡っていることが理想です。
- 質の良い血を作る: 鉄分やタンパク質を意識し、よく噛んで食べること。夜は23時までに寝て、血を蓄える時間を確保しましょう。
- 巡りを良くする: 激しい運動でなくて構いません。1日15分の散歩や、湯船に浸かる習慣が、滞った血流を動かしてくれます。
3. 「心のゆとり」がホルモンを動かす
「早く授からなきゃ」という焦りやストレスは、脳の視床下部に影響を与え、女性ホルモンの分泌を乱してしまいます。
実は、「リラックスしている時」が一番、子宮の血管は開くのです。
「妊活中だからこれをしなきゃ」という義務感で自分を縛っていませんか? 時には好きなものを食べたり、趣味に没頭したりして、「あぁ、幸せだな」と感じる時間を作ってください。あなたの心が緩むと、体もふんわりと赤ちゃんを受け入れる準備を始めます。
4. メッセージ
妊活は、時として孤独で、ゴールの見えない不安に襲われることもあるでしょう。
でも、あなたの体は毎日、新しい命のために一生懸命働いています。 「今日も一日頑張ったね」と、まずは自分自身の体を労ってあげてください。
鍼灸は、そんなあなたの「自己治癒力」を引き出し、自律神経を整えて「授かりスイッチ」をONにするお手伝いをします。 一人で悩まず、心と体を休めにいらしてくださいね。一緒に、温かい体を作っていきましょう。