妊娠中の「冷え」と鍼灸ケアのススメ
妊娠を経験されてから、「なんだか手足が冷える」「お腹が冷たい気がする」と感じることはありませんか? 多くの妊婦さんが経験するこの「冷え」は、お母さんの体にとっても、お腹の赤ちゃんにとっても、実はとても大切なテーマなんです。
では、妊娠中の冷えと鍼灸について 由紀子先生が解説しますね。
なぜ妊娠中に「冷え」を感じやすいの?
妊娠中は、ホルモンバランスが大きく変化し、自律神経の働きに影響が出やすくなります。これにより、血管の収縮・拡張の調整がうまくいかず、特に末端の血行が滞りやすくなるんです。東洋医学では、「気(エネルギー)」や「血(血液)」の流れが滞ると「冷え」が生じると考えます。
この冷えが続くと、赤ちゃんに届く栄養や酸素の流れがスムーズにいかなくなったり、お腹の張りやむくみ、こむら返り、逆子の原因になることもあります。
逆子については、お母さんの下半身が冷えていると頭を下に(冷えている方を)したくないのでは?という解釈もあります。(あくまでも一つの仮説です。)
鍼灸がお手伝いできること
鍼灸治療では、お一人おひとりの体の状態を丁寧に診させていただき、冷えの原因となっている「気」や「血」の流れの滞りを改善していきます。
例えば、
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足首や仙骨周りのお灸:心地よい温かさで全身の血行を促進し、子宮周りまでポカポカに。
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手足のツボへの優しい鍼:自律神経のバランスを整え、体本来の温める力を引き出します。
もちろん、鍼灸治療だけでなく、ご自宅でできるセルフケアも大切です。
「3つの首(首・手首・足首)を温める」「根菜たっぷりの温かい食事を摂る」「お風呂にゆっくり浸かる」「セルフケアのお灸をする」といった日々の工夫も併せて行うことで、より効果的に冷えを改善していくことができますよ。
先生からのメッセージ
「冷えは万病の元」とも言われますが、妊娠中の冷えは特にデリケートです。 「こんなこと相談してもいいのかな?」と迷わず、ぜひ一度ご相談ください。お腹の赤ちゃんとの大切な時間を、心地よく健やかに過ごせるよう、私が全力でお手伝いさせていただきます。