「不育症と冷え性の深い関係」赤ちゃんを守る「ぬくもり」の育て方
「手足がいつも氷のように冷たい」 「冬だけでなく、夏もエアコンがつらい」
もし、あなたが不育症という悩みを抱えながら、同時に強い「冷え性」を感じているのなら、その冷えを解消することが、次の一歩への大きな鍵になるかもしれません。
東洋医学では、赤ちゃんは「お母さんの温かな血(けつ)」を栄養にして育つと考えます。なぜ冷え性が不育症に影響するのか、そして今日からできる温活についてお伝えします。
1. なぜ「冷え」が不育症に影響するの?
不育症の背景には、「免疫のバランス」や「血」など様々な要因がありますが、東洋医学では「血行不良(お血)」と「エネルギー不足(陽虚)」を重視します。
子宮は「冷え」の影響を最も受けやすい
体が冷えると、生命維持に重要な脳や心臓に優先的に血液が送られます。その結果、後回しにされやすいのが「子宮」です。 子宮が冷えると、内膜の血流が滞り、胎盤を通して赤ちゃんに酸素や栄養を届ける力が弱まってしまいます。
免疫バランスと体温
体温が1度下がると免疫力は30%下がると言われています。不育症の一因である「拒絶反応(免疫拒絶)」を防ぎ、穏やかな妊娠環境を保つためにも、基礎体温を安定させる「ぬくもり」が必要です。
2. 不育症対策のための「戦略的温活」
ただ厚着をするだけでなく、効率よく子宮を温めるポイントを押さえましょう。
① 「三陰交(さんいんこう)」の保護
足首の内側にあるこのツボは、子宮とダイレクトに繋がっています。ここが冷えると、冷たい血液がそのまま子宮へ戻ってしまいます。夏でもレッグウォーマーを常用しましょう。
② 仙骨(せんこつ)をカイロで温める
お尻の真ん中にある「仙骨」は、子宮や卵巣を支配する神経が通る場所。ここを温めることで、骨盤内の血管が拡張し、子宮内の血流が劇的に改善します。
③ 鍼灸で「内側から」熱を作る
外から温めるだけでなく、自分の力で熱を生み出せる体質に変えていくのが鍼灸の得意分野です。自律神経を整え、深部の冷え(芯冷え)を取り除くことで、着床維持力を高めます。
メッセージ
「冷え」は体からのサインです。「今は少し、血の巡りが足りていないよ」と体が教えてくれているのです。
不育症という悲しい経験をすると、どうしても心まで凍りついてしまいそうになります。でも、まずは温かいお茶を飲み、足首を温め、自分の体にぬくもりを取り戻すことから始めてみてください。
あなたの体がポカポカと温まれば、それはそのまま赤ちゃんにとっての「最高のベッド」になります。 一緒に、温かく、育む力に満ちた体を作っていきましょう。