流産という悲しみを乗り越えて。次のステップへ向かうための「心と体の整え方」
「どうして私だけ……」 「あの時、無理をしなければ……」
今、このブログを読んでいるあなたは、自分を責め、出口のない暗闇の中にいるかもしれません。赤ちゃんを待ち望んでいた分だけ、その喪失感は計り知れず、心も体もボロボロになっていることと思います。
まずは、大きなショックの中、今日まで頑張ってきた自分を「よく頑張ったね」と受け入れてあげてください。
流産後の体は、あなたが思っている以上にダメージを受けています。今日は、再び前を向くために、鍼灸師として心と体にできるお手伝いについてお伝えします。
1. 流産後の体は「産後」と同じです
「流産」は、出産と同じくらい体に負担がかかった状態と考えます。
ホルモンバランスが急激に変化し、子宮を元の状態に戻そうと体はフル回転しています。この時期に無理をしてしまうと、後の更年期障害や、次の妊活への影響が出てしまうこともあります。
まずは「今は産後なんだ」という意識を持って、とにかく横になり、体を温め、休ませることが最優先です。
2. 鍼灸が「次への準備」にできること
悲しみが癒えない中で「次の妊活」を考えるのは難しいかもしれません。でも、鍼灸には、傷ついた心と体をそっと繋ぎ直し、再び「授かりやすい身体」作りのお手伝いをします。
血流を整え、内膜の回復を早める
流産後は子宮内に古い血液が残りやすく、循環が滞りがちです。鍼灸で骨盤周りの血流を促すことで、子宮内膜の修復を助け、次の赤ちゃんが着床しやすい「ふかふかのベッド」へと整えていきます。
自律神経を整え、心の緊張を解く
強いショックを受けると、体は「戦闘モード(交感神経優位)」のまま固まってしまいます。鍼灸の心地よい刺激は、リラックスの神経(副交感神経)にスイッチを入れ、深く眠れるように導きます。心が穏やかになることで、ホルモンバランスも自然と整い始めます。
3. 自分を責めるのを、お休みしませんか
流産の多くは、お母さんのせいではありません。 赤ちゃんは、あなたに「人を愛することの尊さ」を教えるために、ほんの少しだけ早く会いに来てくれたのかもしれません。
涙が出る時は、我慢せずに流してください。 悲しい時は「悲しい」と言っていいのです。
当院では、あなたにとっての「安全な場所」でありたいと思っています。誰にも言えない思いを吐き出し、ただ静かに横になる。それだけで、止まっていた時間が少しずつ動き出すこともあります。
メッセージ
「また赤ちゃんが来てくれるかな……」 そんな不安が消えない時は、どうか一人で抱え込まないでください。
あなたの体は、もう一度命を育む力を持っています。 その力が再び芽吹く日まで、私はあなたの心と体に寄り添い、一番近くで伴走し続けます。
焦らなくて大丈夫。 あなたのペースで、一緒に一歩ずつ進んでいきましょう。